古民家

我が家は古民家。120年前に建てられた農家の庄屋の家です

“よはち”呼ばれる座敷が田の字になっているのが特徴です。

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“よはち”とは4つの“よ”八畳の“はち”を合わせた言葉です。

なので“よはち”は32畳の大広間を意味します。

昔は結婚式・葬式をはじめとして、多くの村人・親戚が家に集まったそうです

式の際は皆が畳の上の座布団に座り、厳かな時間を過ごしました。

そのあと、高膳を畳の上に並べ、その前に皆が座り、ごちそうを食べ、おしゃべりを楽しんだということです。

座敷では椅子ではなく、座布団に座るので何人でも入れるという利点があります。

また、親戚が泊まる時には布団を敷き、多くの人が一緒に寝ることができます。朝になると布団をしまい、ふすまをあけ膳を並べ朝食を一緒に食べます。

特別な時以外は、各部屋をふすまで仕切って8畳の部屋として使います。使い方は家々によって違いますが、今でいう居間や応接間・趣味の部屋として使われていたようです。

我が家は2度の大がかりなリノベーションをしています。少しずつ、変化させながら、現在ではとても住みやすい家となっています。

“よはち”は4畳の仏間と8畳が二つの20畳の広間、残りの“よはち”は廊下をつけて納戸と寝室にしました。水回り・キッチンも使いやすくし、広々とした洋間も作りました。

その結果、現在では多くの外国人が洋間でクッキングをし、座敷で作ったものを食べるという体験をしています。ただし、座敷で食事をする時は、高膳と座布団ではなく、机と椅子を使っていただいていますが。

日本のトイレも外国人に大人気。「“ようこそ”って言ってくれる」と大喜び。自動開閉のことです。ビデオを撮っていらっしゃる方もいます。

120年前に私の祖先が建てた家が、今では多くの外国人にも見てもらえる家となりました。

こうやって古いものを直しながら使えるというのは、日本の木造建築の良さだと心から思います。今回リノベーションしてくれた大工さんがおっしゃいました。「木材は100年を超えてやっと力を発揮するんだよ。このうちもまだまだこれからだよ」って。

これからもこの家を大切に使っていきたいと思います。