90歳の誕生日

 

父が無事に満90歳の誕生日を迎えました。

90年前、父が生まれた時は電気ストーブが出始めた頃。祖父が電気ストーブを買い、父のために一日中つけていたら電気代が相当な金額になったという話を聞きました。当時は火鉢が全盛時代。一言で90年といっても戦前から戦後、私の想像をはるかに超える生活をしてきたのだと思います。

「90歳まで元気でいる」が父の目標でしたから目標を達成したということです。

姿勢がよく体を動かすことが好きな父は、ゴルフを趣味にしていて、つい最近までエイジシュートを何度もしていました。

(エイジシュートとは、ゴルフ1ラウンドにおいて、プレイヤー自身の年齢と同じ、若しくはそれ以下のスコアで18ホールを回りきることを言います。パープレイは72が基本なので70歳を過ぎてかなり上手ならできるシニアプゴルフプレイヤーのあこがれです)

車の運転免許証を返納してからは、あまりゴルフのラウンドができなくなり、今はゴルフと平行してやっていたグラウンドゴルフが主となっています。

90歳まで元気でいる、という目標達成1か月前、少し元気がないように見えました。私は心配になり、「次の目標はなにがいいかなあ?」なんて考えていました。

ところが

「誕生日に遊びにいくね!」と1週間ほど前に連絡をしたところ、前日に電話があり「今のグランドゴルフのクラブとクラブ入れ、ボールを20年使っているから新しいものを買いに連れて行ってほしい」とのこと。

勿論、喜んでOKしました。

さて、

誕生日当日、プレゼントとケーキを持って父のところへ。朝一番でひ孫から電話があったと大喜びで話してくれる。

お昼はお気に入りのお寿司屋さんへ。美味しそうに1人前完食。

  

そのあと、グランドゴルフのクラブ・クラブ入れ・ボールを買い帰宅

家にも入らず、嬉しそうにグランドゴルフのニュークラブでボールを打っている

 

納得してから家に入って一緒にケーキを食べました。

色んなことを話しながらのティータイムはとても楽しいものになりました

いつまでも、元気で母と二人仲良くもっともっと長生きしてほしいと思います。

そして父の新しい目標は

「100歳まで元気でがんばる」

になりました。