吉野の桜を見る旅行

吉野の桜(吉野千本桜)は奈良県吉野山の約200種類3万本のシロヤマザクラを中心に山肌を彩る日本屈指の桜の名所です。1,300年ほど前から修験道の信仰により「ご神木」として植え継がれてきた歴史があり、4月上旬から下旬にかけて下千本から奥千本へと標高順に開花するといわれています。そのため、長い間、お花見が楽しめます。

 

しかし、もともとは花見用ではなく、献木として植えられたものです。ソメイヨシノと違い、

シロヤマザクラは野生種に近いもので、赤い若葉と白い花が同時に咲くという珍しいものでもあります。

日本人であれば、誰でも一度は行ってみたいと思うはずです。勿論、私もずっと行きたいと思っていました。

そして、念願叶って今年の春の旅行は2泊3日で奈良県吉野から和歌山県へ夫と行くことにしました。

1日目は近鉄電車「ひのとり」で名古屋から大和八木駅へ。

そこからバスで吉野山へいきました。ふもとの桜は満開を少し超えたくらい。時折、花吹雪を楽しみながら、上に上ります。丁度、金峰山寺の蔵王堂で重要文化財「金剛蔵王大権現」3体の御開帳の時期だったので、まず、そこを見ることに。青黒い肌の忿怒相。過去(釈迦)現在(観音)未来(弥勒)が本来の姿であり、3世にわたって人々を救済してくれるそうです。中央の像は高さ7.3メートル。凄い迫力でした。怒りの形相は人々の悪い心を叱り、正しい道へ導いてくれるものだそうです。

そのあと、吉水神社へ。ここはもともと吉水院と呼ばれ、金峰山寺の格式高い僧房でした。ここからの絶景、中千本、上千本を見渡せる桜名所が「一目千本」として知られています。

また、「一目10年」ともいわれ、そこからの景色を見ると10年長生きできると信じられています。

私たちの寿命も10年延びたかな。

そのあと、勝手神社へ。ここは源義経と逃げた静御前が法楽を舞った場所。勝運・必勝・芸能の神様です。ここの桜もとても美しかったです。

 

その後、和歌山城の桜を見ました。和歌山城は虎伏山の頂上にそびえる美しい城でした。

天守閣からの景色は見晴らしがよく、紀伊水道まで360度見渡せます。また、西の丸と二の丸大奥とつながる靴をぬいで渡る御橋廊下も興味深いものでした。両岸の高低差から斜めにかかる橋で、すべり止めがしっかりあり、足の裏が痛くなるほど。

  

ここで今日の予定は終了、和歌山マリーナシティホテルに宿泊

リゾート感たっぷりの食事の美味しいホテルでゆっくりできました。

 

2日目は紀三井寺へ。凄い形相のエンマ大王に挨拶してからロープウェイにて上にあがり、桜を愛でながら、参拝しました。

   

その後、潮岬を眺めながら橋杭岩へ

高さ15mの大小様々な40ほどの岩が850mに渡り一直線に並ぶものです。海の浸食によって硬い部分だけが残り、まるで橋の杭のように見えることから橋杭岩と言われています。また、弘法大師と鬼が朝までに橋をかける競争をして、弘法大師が一夜にして建てたといわれる神話も残っています。

 

そのあと、古座川町にある高さ100m巾500mの一枚岩を見学。桜と古座川の青さと巨大な一枚岩が素晴らしかったです。

 

2日目はこれで終了。白浜温泉「Shirahana key hotel」にてゆっくり温泉を楽しみました。

最終日は、千畳敷から三段壁へ。

千畳敷は波と隆起が作り出す階段状の広大な岩畳。歩いて海のそばまで行けます。

 

三段壁の洞窟は地下36mに広がる海峡洞窟。源平合戦の時の熊野水軍の船を隠したといわれる場所も残されています。断崖絶壁の景色・荒波の迫力は見る価値ありです。潮吹き岩も今までに見たことのないスケールでした

勿論、三段壁の景色も素晴らしく、打ち付ける波はとても迫力があります。

  

次に行った平高原は花がとても美しい。2000本のソメイヨシノが咲き乱れ、熊野三千六百峰の山稜が一望できる公園です。

  

この旅行最後の場所は安珍と清姫の悲哀伝説のある道成寺。立派な桜も美しいのですが、宝物殿の仏像が素晴らしい。国宝や重要文化財の仏像が沢山安置されていました。

   

全ての行程が終わり、私たちのお腹は桜で一杯でした。こんなに沢山の桜を見た春はなかったように思います。

桜を見ながら、いろんな歴史や景勝地の神話を学んだ旅となりました。