味噌は医者いらず

蔵クッキングでは今年も味噌作り教室が始まりました。

   

毎年、増えていく自家製味噌作りラバー。本当に嬉しいことです。

味噌が「医者いらず」と言われるのは発酵の力が関係しています。

味噌は、ゆでた大豆・麹・塩を混ぜて作られます。

大豆そのものより、微生物によって分解されることでパワーアップしているのです。

大豆は「畑の肉」と呼ばれるほどたんぱく質が豊富です。しかし、そのままでは消化しにくい食材です。味噌になる過程で、麹菌の酵素がタンパク質をアミノ酸に分解してくれます。胃腸に負担をかけず、エネルギーに変わるなんて味噌はすごいですね。

また味噌は植物性乳酸菌の宝庫です。生きた乳酸菌が腸に届き、腸内フローラを整えてくれます。そして、腸が整うことで免疫力がアップし、風邪をひきにくいからだを作ってくれます。

一方で、高血圧の方々は味噌汁を飲むことは塩分摂りすぎになるのではと心配されるようですが、最新の研究では「味噌の塩分は血圧を上げにくい」という結果も報告されています。毎日、味噌汁を飲む人はそうでない人に比べて、血管年齢が若いというデータもあります。

平安時代、味噌は高級食材としてそのまま舐めたり、薬として使われていました。

鎌倉・室町時代に味噌汁が誕生し、一汁一菜という滋養食が広まりました。

戦国時代には戦陣食として味噌を携帯するようになっていました。

江戸時代には、家族総出で一年分の味噌を作っていました。大きなかまどで、畑で育てた大豆をゆでて、皆でそれを足でふんでつぶし、麹菌から作った麹と塩を混ぜる。それぞれの家庭でオリジナルの味を作っていたのでしょう。

現在では、様々な味噌がスーパーで売られ、買うのに迷うほど。味噌汁も自分で作らなくてもいろんな形で手に入るいい時代です。

だからこそ、味噌を自分で作るということは最高の贅沢だと私は思います。