息子の卒業式
今日は息子の大学の卒業式
きっとこれが親として参加する子供の最後の学校の行事でしょう。
式に参列しながら思い出された数々の事
英国で3歳で入学したinfant school では毎朝、泣き叫び私から離れることができなかったな。
慣れるまでに半年かかりました。
その1年後に入学した小学校では、毎日楽しく勉強しジェントルマンの教育を受けました。
日本に帰国してからは、野球大好き小学生、いつも身体を動かしていましたね。
なんとか行きたかった東海中学に滑りこみ中学高校とハンドボール部で汗を流しました。
ハンドボールをやりながら一生懸命勉強したにも関わらず現役合格叶わず撃沈!
浪人生活はこれ以上できない位、勉強勉強の毎日。
食べる時と入浴以外はずっと勉強していたね。
駅までの送迎の車の中でもテキスト見てたな~
目が見えにくくなり、頭痛・腹痛に悩まされていても勉強をやめなかった息子。
夜、自宅でテキストを見ている息子に毎日英国で学んだアロマセラピーのマッサージを
頭から足の先までやったこともいい思い出。
でもね、こんなにやっても行きかった大学からは入学許可が出なかったのです。
後期試験を受けることに。
前日、雪の山を見ながら歩いて大学を見に行く途中、「こんなところに来たくない」
とボソっとつぶやく息子。
そのあと揺れがきました。そうです。東日本大震災・・・
後期試験は大震災の翌日。前夜はかなり揺れてさすがに動揺を隠せませんでした。
朝方も何度も揺れましたが、幸いなことに入学試験は予定通り行われ、結果合格できました。
私の喜びとは逆に息子は全く嬉しそうじゃない、笑顔もない・・・
結局、不本意ながらも地方大学医学部に入学。
そこで出会った乗馬・ゴルフ・山・自然が息子に笑顔をプレゼントしてくれました。
ゴルフ部ではキャプテンを務め70台で回るほどに。
昨日、息子が言いました。「受験の日、受かった日の僕はなんて罰あたりなことを言ったんだろう」と。
「ここで6年間過ごさせてもらえたことに感謝している」とも。
色んな経験をして大きく成長した息子がたくましく見えました。
これからも勉強を続け、人のために尽くす医師となってほしいです。
式は厳かに始まり、オーケストラの演奏で終わりました。
そういえば、東海中学の入学式はオーケストラの演奏で始まったな~