明日香村への旅
明日香村は奈良県の中央部、奈良盆地の南端に位置します。日本で唯一、全域が古都保存法対象地域の自治体です。また、村全体の世界遺産登録に向けた計画が具体化しています。そのため、道路・景観保全のため、明日香村特別措置は村内全体が歴史的風土保存の対象となっており、開発や建築物の規制が厳しいのです。
6世紀から7世紀にかけての100年間、都がおかれ「十七条憲法の制定」「大化の改新」など、律令国家体制の礎が築かれました。
この日本のはじまりともいえる場所が今年の結婚記念日の旅行
高松塚古墳・キトラ古墳、石舞台古墳・飛鳥寺・飛鳥坐神社・・・はどれも素晴らしい。壁画の保存のための日本の技術には感銘を受けました。



さわやかな緑に囲まれた雄大な田園風景・のんびりした雰囲気は初めて訪れたにも関わらず、なんだか懐かしい気がしました。


泊まったのは150年の建物をリノベーションしたヴィラ。国の登録有形文化財の宿「ブランシエラヴィラ明日香」。史跡飛鳥寺跡内、明日香坐神社参道沿いにあります。明治3年に建てられた町屋です。



当時の建具・古材を使っているので、新しいものと古いものが混在する素敵な部屋になっています。

6人ほどが一度に泊まることができ、大きな堀こたつ式のテーブルがあり、水回りも清潔で使いやすい。




信楽焼の浴槽、浴室に使われているヒノキの香りがたまりませんでした。また、歴史に関する本も用意されているので、手に取ることができ、当時の建物の中で読む歴史の本は私を歴史の中に引き込んでくれました。
庭の樹木はほとんどが当時のものだとのこと。150年前にどのような方がこの同じ庭を眺めていたのかと想像するとワクワクしました。


あちこちに段差があるので気を付けなければいけないですが、それも趣がありました、
その一方で、チェックインはiPadでオンライン。鍵はなくて番号をいれるだけ、Wi-Fiも完璧、冷暖房・床暖房も充実。飲み物も充実しており、快適に過ごすことができたことには感謝です。

こうやって人を呼び込むことで、この明日香村を益々多くの人に知っていただけるといいですね。
私たちの37年目の結婚記念日の旅行は歴史を感じる旅となりました。そして、私たち夫婦も確実に歴史を作っているのだと改めて思いました。