バイバイおじいちゃん

義父が91歳で旅立ちました。

5年前に脳出血で倒れてから体が不自由になりましたが

懸命に生きる姿を私たち家族に見せてくれました。

食べることが大好きだった義父らしく、最後まで口から食べることができ、

最後、食べれなくなってからは、自然体で2週間頑張って、永久の眠りにつきました。

義父とは30年余、一緒に暮らしました。

義母が早くに亡くなったので、ずっと私の作ったご飯を食べてくれました。

勿論、嫁姑の関係です。色んなことがありました。

衝突を何度も繰り返しながらいい家族になったと思います。

思い返せば、今、蔵をリノベーションして蔵クッキングをやっているのも

義父の「失敗してもやってみればいい」の一言が後押しになったのです。

夫が単身赴任をしている間、よくレシピの試作の味見をしてくれたものです。

家にいるだけでなく、一緒に海外旅行にもよく行きました。家族でゴルフコースへも行きました。元気だった時の義父はとてもアクテイブだったということです。

そんな義父の口癖が、「ゆかりと剛平(孫・私の娘と息子)はどんな人と結婚するんだろう?

ひ孫の顔も見たいなあ」でした。

そして、こっそり息子に「看取りをやってほしい」と頼んでいたようです。

全てやりつくした義父。

あっぱれ!です。

こらからは向こうの世界から私達を見守ってね~